2019-06-20起業・独立
起業したいのにやりたいことが無い【0から考えてみよう】
起業したいのに、やりたいことが無い人っていますよね。
多分、今現在会社勤めで疲弊していたり、現状に満足していない場合が多いと思います。
起業したいのにやりたいことが無い方に向けて、独立・起業して10年の私が少しでもやりたいことを見つけるきっかけになればと思い書いてみようと思います。
起業したいのにやりたいことが無い
私も最初は「社長になりたい」でした。
今で言う「起業したい」に近いですね。
ただ、私が社長になりたいと思っていたのは中学生くらいの時だと思います。
私が中学生だったのは1993年くらいの話。
その時はインターネットはおろか「windows95」すら世に出ていません。
世の中にどんな仕事があるのかを教えてくれそうな身近な大人は両親くらいです。
その両親でさえ、父は経営者でしたが飲食業でしてたし、母は社会経験がほとんどなく19歳で父と結婚したので世の中にどんな仕事があるのか詳しくなかったと思います。
つまり私は「ケーキ屋さん」や「漫画家」や「野球選手」くらいしか仕事を知らなかったのです。
そんな中で「社長になりたい」と思っても、なんの会社の社長になりたいのか検討もつきませんでした。
起業したいのにやりたいことがない状態です。
今「起業したいのにやりたいことがない」人はもちろん、世の中に色んな職種があるのはわかっていえども、自分がどれが向いてるのかわからないのかなと思います。
なので、0から考えてみました。
これから発展する産業を仕事にしようと考えた
私が中学生だった1993年は、女性の社会進出が本格的に進んでいたり手に職をつけようと言われていた時代でした。
今では女性が働くのも、手に職をつけるのも普通すぎていちいち言わないですよね。
それから「これからはパソコンの時代だ」とも言われていました。
インターネットでどうこうというより、「パソコン」が使えるかどうかが重要な時代でした。
中学生だった私は、まだやりたいことはないけれど
・パソコン
の両方ができる仕事をしようと思ったのです。
ただ、やはり情報が少なすぎてなんの職業をしたいのかわかりませんでした。
なので、とりあえず高校は普通科ではなくパソコンの勉強ができる「情報処理科」を選んだのです。
現代で置き換えていうならば、「これからはAIの時代だ」「所有ではなくシェアする時代」「会社に所属するんじゃなくてフリーランス」とよく言われているので、そこらへんを視野に入れて考えるといいかもしれないですね。
パソコン×自分が好きなことでやりたいことが見えてきた
情報処理科へ進んだ私は、今で言う「エクセル」や「ワード」の勉強…当時は「一太郎」と「花子」というソフトを使った勉強をしたり、プログラミング…といってもwebのプログラミングではなくC言語など結局何をやっていたのか意味のわからない勉強をしていました。
一通り勉強して私はこう思ったのです。
「パソコンでエクセルやワードの勉強はしたけど、これってOLのやる仕事じゃない?結局会社員じゃん」
生意気だし短絡的すぎるのですが、高校生だったのでお許しください。
次の進路を考えた時に私は更に考えました。
普通の大学に行っても時間がもったいない!
パソコンと自分の好きなことを組み合わせた仕事をするための専門学校へ行こう!
自分の好きなこと…。
それは「絵を書くこと」でした。
一番古い記憶がある幼稚園の頃から絵を書くのが大好きで、小学生の時は漫画家を目指して実際に講談社「りぼん」に漫画を送ったりしていました。
(今思うと、それをそのまま職業にするために突き進めばよかったですね。)
さぁ、「パソコン」×「絵をかくこと」はなにかおわかりでしょうか?
ドンピシャは「イラストレーター」ですが、「グラフィックデザイナー」の方が仕事内容の幅が広そうでグラフィックデザイナーを目指し、デザイン系の専門学校へ進みました。
(当時、大学は美大はあったものの、グラフィックデザインが学べる大学が私の調べる限りなかったので、専門学校にしましたが今思えば大学行っとけばよかったなぁと思います。)
現代ならば「AI・シェア・フリーランス」と自分の好きなことや得意なことを組み合わせてみてください。
お菓子作りが好きならば「AIが選んだ、女性が好きな味のお菓子」をシェアできる調理場で作ってフリーランスとして販売してみたり、友達の相談に乗るのが得意であれば「AIで過去の相談内容から最適なアドバイスを出すアプリ」を開発してフリーランスとして販売してみたりはいかがでしょう?
専門学校で本格的に勉強したあとは就職→独立
デザイン系専門学校でグラフィックデザインの勉強をしたあとは、そのままデザイン会社に就職。
広告代理店や印刷会社、デザイン事務所など転職を繰り返した後独立しました。
今ってすぐに独立する方多くて羨ましいですが、当時はそこまで簡単じゃなかったような気がします。
今はグラフィックデザインだけでなく、ウェブデザイン、マーケティング、商品開発と販売、サイト運営など幅を広げていますが、どれもデザインのスキルが役立っています。
なので「AIが選んだ、女性が好きな味のお菓子」の開発販売をずっと続けていって、時代が徐々に変わっていったらベースは崩さずに変化していくといいでしょう。
なぜベースを崩さないほうがいいかというと、もったいないからです。
どうせなら、すでにスキルとなっているものを活かしたほうが他の仕事をするときに楽ですよね。
なので、私は今から農業や観光バスの添乗員はしようと思いません。
今までのスキルが活かせそうにないからです。
いかがでしょう?
少し「自分のやりたいこと」が見えてきたんじゃないでしょうか?
自分のやりたいことがわからない場合、よかったらツイッターでご相談ください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。