2019-06-21ホームページ制作
起業の9割が失敗するという説は変わるかも【飲食店も同じ】
起業の9割が失敗すると言われています。
多くの会社が1年以内に潰れ、10年後にはほとんど残っていないと。
ただ、この法則は変わっていくような気もします。
その理由を説明していこうと思います。
起業の9割が失敗するという説は変わるかもしれない
なぜなら、昔に比べて起業するのが簡単になったからです。
2005年までは、株式会社を作るのに「1,000万円」という大金の資本金が必要でした。
もっと規模の小さい会社だと株式会社でなくて有限会社にするのですが、それでも300万円の資本金が必要でした。
今でこそ多いフリーランスという働き方をしている人は少なかったんじゃないでしょうか。
(飲食店は個人事業主が多いですね)
今は資本金0円で会社を作ることができます。
更にいうと、一昔前は会社を立ち上げる=人を雇うという感覚でしたが、現在は株式会社を作ったとしても一人でやっている場合も多いでしょう。
なので人件費がかかりません。
そして、インターネットを使ったビジネスであれば、パソコン一つで仕事できるので設備費がかかりません。
事務所を借りずに自宅で仕事をすれば、事務所の家賃もかかりません。
とりあえず売上が20万円くらいあってそれがまるっと自分のお給料になれば生活できちゃうのです。
自分ひとりだけだし、お金もかからないので会社が潰れようがないのです。
失敗するということがありません。
なので、起業の9割が失敗するという説は無くなるのではないかなと思っています。
飲食店などのリアルビジネスの場合
でも、ネットを使ったビジネスじゃなければお金がかかるから失敗することもあるんじゃないの?
と思いますよね。
そのとおりだと思います。
飲食店であれば、内装工事などに何百万もかかりますし、一人で切り盛りしていたらいつか身体を壊しそうだし、人を雇えば人件費がかかります。
私の家の近くには長い商店街があります。
いつも商店街をウロウロしてるので、お店の入れ替わりには敏感です。
すごく凝った内装なのに、3ヶ月で潰れてしまったお店は何度も見ました。
潰れてしまったお店のオーナーって今は何をしてるんでしょうか?
どうやら、また会社員や飲食店のスタッフとして働いたりするようです。
それも、相当な借金を抱えてなのでしょう。
失敗しないビジネスの3原則に下記のようなものがあります。
・在庫をできるだけ持たないビジネス
・定額の収入が得られるビジネス
・資本のいらないビジネス
飲食店の場合は、どれも当てはまりませんね。
でも、最近出てきた飲食店やそれに伴うビジネスで下記の原則を覆すようなものがありました。
利益率の高い飲食店
それは今流行りのタピオカ屋さんです。
なぜ流行ってるのか不思議なくらいなのですが若い女性に人気ですね。
ただ、そろそろ飽和状態な気もします。
タピオカジュースのタピオカは、原価がとても安いらしいです。
アマゾンで業務用のタピオカが売っていましたが、3kgで4240円。
街でよく見かけるタピオカジュースはSサイズで1杯50〜60gのタピオカが入っているので50円いかないでしょう。
それにミルクティーなどが入っているだけです。
都内だと1杯400円〜500円。
なおかつ店舗はほとんどが小さく、イートインする場所がないことも多く、ちょっとした調理場と受け渡しの窓口のみです。
スタッフも小さいところだと1人でやっています。
原価、家賃、人件費が少なくかなり利益率の高いビジネスと見ました。
在庫をできるだけ持たない飲食店
飲食店だと当たり前ですが、食材をストックしておく必要があります。
私は飲食店経営の経験がないのでわかりませんが、おそらく毎日食材が余ってしまうでしょう。
次の日に回せるものもあれば、そうではないものも。
最近、こんなサービスがあるのを知りました。
飲食店で余った料理を捨ててしまうのではなく、ユーザーに格安で販売するサービスです。
検索するとこのように表示されるのですが、普段よりもかなり安い金額で提供されます。
ユーザーが購入しなければ捨てられてしまう食材。
ビジネスとしてだけでなく、地球の環境にも良さそうですね。
定額の収入が得られる飲食店
飲食店は通常、その都度お金を払うシステムになっています。
ジムやお稽古はもともと月額制ですが、最近はドラマ配信や音楽配信もサブスクリプションモデルである月額制となってきました。
だからといって、どこかの飲食店に月額払って通ったことはあるでしょうか?
今、ジワジワと増えてきているそうです。
例えばこちらのラーメン屋さん。
»野郎ラーメン
月額8,600円で780円〜880円のラーメンが1ヶ月間食べ放題だそうです。
10杯以上食べればもとがとれますね。
ちょっとラーメンを1ヶ月10杯というのは私には考えられませんが、ラーメン好きにはお得かもしれません。
飲食店側からしても、毎月決まった額が入るのは心の安定にも繋がり、先の見通しが立てやすいですね。
今はまだ少ないですが、これからどんどん月額制の飲食店が出てくる気がします。
資本のいらない飲食店
飲食店の場合、内装工事や前家賃半年分などがかなり痛いと思います。
内装工事を節約する場合は、居抜き物件を使うことが多いですね。
前のお店が中華料理屋さんで、これから自分が始めるお店も中華屋さんであれば、何一つ変えなくてもスタートできそうです。
ただ、夢がないですがね。
また、家賃に関しても最近は、夜居酒屋をやっているお店のランチ営業だけお店を借りるというのも少しありますね。
私の知り合いの社長さんが居酒屋を使ってカレー屋さんをやっていました。
いきなりお店を自分で借りるより、失敗が少なさそうです。
昼間空けている居酒屋は多いので、もっと利用したら良いのにと思いますね。
常識にとらわれないビジネスをしよう
飲食店を例にあげましたが、要するに常識にとらわれないビジネスをすると良いかもしれません。
私は色んな人からビジネスのおかしな常識を押し付けられました。
「フリーランスなんて、フリーターと一緒でしょ?(これはヒドい)」
私のビジネスは、社員を多く雇わなくても、大きな事務所を持たなくても、本当は個人事業主でもやれるものです。
(法人だと、節税率が個人より高いですが、赤字でも法人税を払わなくてはいけません。)
なるべく無駄なお金をかけずに、ビジネスを成長させていきたいと思っています。
皆さんも、常識にとらわれることなく、いきなり成功を目指すのではなく「失敗しないビジネス」を目指して起業してください。
以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。