2019-06-22ホームページ制作
ホームページ制作においてペルソナ設定はほどほどに
新しいサービスや商品を作ってホームページ制作をする上で、ペルソナ設定をする方も多いでしょう。
ペルソナとは、一言で言ってしまえば細かく掘り下げたターゲット設定。
ただ、大きな会社でなく小さな会社や個人でホームページ制作をする場合、ペルソナ設定をしてしまうとそれに縛られてホームページの効果が半減することがあります。
今回は、ホームページ制作においてペルソナ設定はほどほどに…ということをお伝えしていきますね。
ホームページ制作においてペルソナ設定はほどほどに
具体的なペルソナ設定を考えていきましょう。
アールクリエイトではホームページ制作の他に、妊活している方向けのお茶を開発販売しています。
販売する前は、本格的に不妊治療をしている人ではなくて妊活を始めたばかりの人をターゲットに考えていました。
そこに無理やりペルソナ設定をするとこのようになります。
・都内で働くバリバリのキャリアーウーマン
・既婚で子供はいなく、夫と二人暮らし
・そろそろ子供がほしいと考えている
・本格的な不妊治療はまだしていない
・コーヒーを1日3杯以上飲む
・ストレスを多く抱えている
ペルソナはここまで細かく設定するのです。
そして、このペルソナを元にキャッチコピーや広告文を考えるとこのようになります。
「今までバリバリ働いてきたけど、そろそろ子供がほしい!
不妊治療をする前に、ベビ待ち茶で妊活しませんか?」
LPやバナーの画像には、都会のキャリアウーマン風の女性の画像を使うでしょう。
かなりターゲティングできていると思います。
働きながら妊活したいと思っている女性にはささるんじゃないかなと。
ただ、実際販売スタートしてお客様からいただくアンケートなどで情報を集めてみると実際はこのような感じでした。
・北海道から沖縄まで全国に住んでいる
・働いている女性から専業主婦まで
・一人目妊活だけでなく二人目以降の妊活も
・すでに本格的な不妊治療をしていることが多い
・コーヒーを1日3杯以上飲むのかはわからず
・ストレスを多く抱えているのかはわからず
という結果でした。
年齢は幅広く、全国に渡り、そして何より本格的な不妊治療をしていることがわかったのです。
(全員そういうわけではありませんが)
これでは、このキャッチコピーは当てはまりませんね。
「今までバリバリ働いてきたけど、そろそろ子供がほしい!
不妊治療をする前に、ベビ待ち茶で妊活しませんか?」
最初からペルソナ設定をするつもりはなく、ターゲティング設定のみで良かったです。
私が最初にしたターゲティング設定は下記の通り。
すごくざっくりしてますがこれで正解でした。
その後解析していく中でターゲット変更もあるかもしれないのでスタート時はこれくらいでいいと思います。
そしてキャッチコピーは下記の通りでした。
「ベビ待ち茶で妊活スタートしませんか?」
今思うと、本格的な不妊治療をしている女性からしたら少しズレてますね。
なんなら、ターゲティングすらしないほうが多くの人が買ってくれるのでは?
ペルソナ設定どころか、ターゲティングすらしない方がより多くの人が買ってくれると思いますよね?
それが、小さい会社や個人の商売においてはご法度となります。
もしターゲティングしないとベビ待ち茶はどのようなキャッチコピーになるでしょうか。
「老若男女、誰にでも美味しく飲めるお茶です」
これも、これでありなのかもしれません。
世に出ているほとんどのお茶が、老若男女美味しく飲めるお茶でしょう。
ただ、これをどうやって宣伝していきましょうか?
どうやって販売しましょうか?
大手企業であれば、何億という予算をかけてTVCMをうち、その知名度でスーパーやコンビニに置いてもらえるでしょう。
それは私達にはできません。
広告費をあまり使わず、自分で集客する必要があります。
自分で集客するには
・ブログを書く
・SNSで発信する
・展示会などに出展する
・卸売をして販路を広げる
必要があります。
このときに、ターゲティングが必要なのです。
ニッチである必要があるのです。
なぜなら、ブログを書いたりSNSで発信するときは、誰かをターゲットにしないと難しいからです。
だれでも読むようなブログやSNSは芸能人やインフルエンサーで無い限りありえません。
だからといって、ペルソナ設定ほど細かく考えなくても大丈夫です。
この辺の話は今度また深掘りしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。